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by sawarabiy

能登半島地震ボランティアに参加して 2

d0014310_1411738.jpg 3月25日に発生した能登半島地震のすごさには驚かされました。私の住む山中温泉でも体育館の窓・天井に被害が少々ありました。しかし、能登の門前の状況は悲惨でした。今まで生活していた家が殆どつぶれ、壊されている家、道路の陥没、土砂崩れなどがとびこん来ました。

今回、地震発生から3週目(4/16~18)に2泊3日のボランティアに参加しました。場所は門前の国民宿舎○○荘でした。避難されている方は4名(日帰りの1名含む)、ヘルパー2名と福井県の看護班1名で対応しました。

初日、“避難者は少ないんだナ”と思いつつミーティングに参加、引継ぎを受けていました。その最中、軽度の認知の方が「うちに帰るんじゃ!」と外に出てしまわれたとのこと。この方と外でしばらく話していましたが、興奮状態強く、看護師と相談、家まで行くことになりました。しかし、私が一緒に行くことに立腹され「後についてくるな!おまえがついてくるならここから動かん!帰れ!」と何度も言われながらも、後を追い隠れて歩くこと40分。自宅に到着しましたが、危険で家の中には入れません。

d0014310_1312489.jpg近所の方がすぐに来てくださり「 言い出したら聞かないから、しばらく預かっているよ」とのこと。スタッフに連絡、1時間後に迎えに来ることにし避難所に帰る。1時間後、とても穏やかでニコニコ顔で迎えの私の車に乗って再び避難所へ。地域のつながり、周りの人達の温かさを感じました。後の3名も食事の配膳・歩行介助・状態確認(在宅酸素など)など介護の必要な方でした。

2日目には当避難所が閉鎖されるということで、別の避難所へ変わられる方と自宅へ帰る方があり、精神面のケアや迎えのない方の自宅への送り、掃除、シーツ交換など生活できるようにお手伝いしました。
次のボランティア先は△△会館、ここは介護の必要がない20名と当日他の避難所から移ってこられた20名の計40名、スタッフはヘルパー・保健師など8名でした。ヘルパーは、いたるところに活けてある花の水交換、掃除、食事の配膳・確認でした。
避難所を移動しなくてはならないストレス、不安、共同生活のストレス、自宅を取り壊されるショック、食事のバランスなど個々の身体的・精神的な辛さは半端なものでないと痛感しました。
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地震当初の写真集を見ながら、「これが私の家や」「あ~これ、インタビューに答えたときの写真や」と笑いながら話して下さいましたが、心は苦しく辛く淋しいのだろうと、ただ、話を聴くことしかできませんでした。
先日、一通のハガキが届きました。避難所から自宅へ帰られる際、送ったお花大好きなS氏からでした。押し花で春のつくしや花をきれいにあしらい、細かく書かれた心温かいお礼のハガキでした。ほんとうに感激でした。返信を書きながら、またいつか門前を訪れたい、元気で暮らしていてほしいと願いました。 (さかもと)
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by sawarabiy | 2007-05-14 13:02 | さわらび情報