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by sawarabiy

能登半島地震ボランティアに参加して 1

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3月25日の能登半島地震から1ヶ月半が過ぎました。今日も自宅を解体される様子が報道されていました。地震発生から1週間後に当事業所からボランティアに参加した職員の感じたことです。

『あの日、加賀でもひどく揺れて怖かったけど、能登の家のつぶれ方を見ると、そのすごさに改めて驚かされました。
石川県からヘルパー協会への要請で、能登門前へ応援に行ってきました。
主に夜間のトイレ誘導、見守り、日中の軽い運動や散歩への声かけ、見守りということでした。

私は4月2日から二泊三日で、○○小学校へ行きました。
当初夕食が173人分だったと思います。やはり高齢者が多く、何人かはすでに体調を崩し、入院された方もいたということでした。
最初慣れなくて、声をかけた方に「お名前なんておっしゃるんですか?」と聞くと、「今日はこれで何回名前を言うたやら」と言われ、はっとしました。

それでも逆に「山中温泉から来た」というと、「昔、昆布取りが終わった時期に、山中温泉に行ったことがある」といろいろ昔の話をして下さいました。終わって「あーあ、いっぱい昔の事しゃべったわー、ありがとね」なんて言われました。

d0014310_19451829.jpgなんとなく、ほんわかしたムードはこの辺までで、昼食後から急に、噴水のように吐く人、寝ていて噴水のように吐く人、・・・・そのたびに、手袋、マスク、ゴミ袋・・などを持って救護チームの人と走ります。金沢市、富山県、福井県の看護チームの方たちと役割分担しての活動です。夜間は、トイレに起きてくる人に付き添って、具合悪い人は、そのまま救護室まで送っていく、そのうち又暗い中で、噴水がある・・一晩中、繰り返しでした。5時頃少し横になろう、と寝袋に入ったけど、まもなくばたばたと走る足音に、飛び起きました。5時30分でした。

自分としては初めての体験で、どうすればいいか、避難している人たちへの気遣い、いま何が求められてるか、又スタッフの中での役割分担とその状況の中での判断、また結果的に西小はノロが多く発生したので、すばやい対応などいろいろ大変でした。
でも、「能登はやさしや、土までも」という言葉のとおり、すごいことになっているのに、避難している人たちは、なんとなくやさしかったです。

やや認知のある70代くらいの男の方、近所の人が言われるには、“何ヶ月も風呂に入らず、髪の毛も肩まで伸びて、人の言うことを聞かなくて困る“とのことで、声かけして“散髪しよう”と誘うと、思いのほかすんなりと応じて下さいました。「すっきり」とはいかなかったけど、坊主頭になってひげも短くなり、歯磨きも何日ぶりかでできました。本人はとても喜んでくださり、その後、顔を合わすたびに声をかけてくれ、またその村落の人たちからもお礼の言葉をもらいました。一晩、ほとんど寝られなかったこともあって大変だったけど「来てよかった!」と思いました。

d0014310_20382969.jpgいま、仮設住宅のニュースを見るたびに、あのときの人たちはどうしていらっしゃるかナー、と思っています。
どうしても高齢者にばかり目が行くけど、避難所にいた、ということで子供たちの中にはいじめも出てくるとのことでした。
時間がかかるとは思いますが、能登の皆さんが元気を出して、一日も早く立ち直っていってほしいと思います。』   (あさひ)
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by sawarabiy | 2007-05-10 19:37 | さわらび情報